3Dパターンシステムの地に足ついた実現可能な活用方法とは
毎月1回第四金曜日にMD佐藤さんのHP内でブログを寄稿させていただいております。
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皆様もご存じのとおり原料高騰は日々悩みの種ですよね。
このブログを書いている間にもとうとう中国元が19円台になってしまいました…。
以前はサンプルを豊富に作れたブランドもいよいよ型を絞りなるべく無駄な経費がかからないようになったと聞きます。
でも…やはり新しいものは作って仕掛けていかないとブランドとしての鮮度が下がってしまいます。
もちろん今までの経験から脳内である程度シュミレーションはできるものの限度があります。
そこでおすすめなのはサンプルを作る前に行うトワルチェックをデジタルで行うことです。
※トワルチェック…いわゆるシーチングと呼ばれる布で一度試作してみる事です。
(バンタン様のURLがわかりやすかったです。画像お借りしました。)

ニュースなどで見た事がある方もいらっしゃるかもしれませんが、
いわゆる3Dのデータの活用法って、
店頭やecショップでの活用(予約販売とか)
バーチャルファッションショーなどのVRやメタバース内での活用
などがメインで、現場レベルの活用法があまりみえてこなかったんですよね。
大手の会社は取り入れているものの実際に動かせる方がいなくてうまく機能しなかったり。
で、たまたま弊社のパタンナーO氏がとても勉強熱心で3Dについて色々と学んでいたのです。
3Dの腕を上げているなと(上のリンクから彼の成果ご覧いただけます)
それは知っていたのですがどう仕事と繋げようかなあと思っていた矢先に。
その時がきました。
超短納期のパターン依頼。しかし修正してセカンドサンプル作る時間もなく、
1stサンプルで撮影&発注しなくてはならない。もちろんトワルなんてもってのほか。
綱渡り案件です。
ダメもとで泣きついたところ、パターンを作成前にデジタルでトワルを確認してみようということになりました。
これはデザイン提案する側からしたらめちゃくちゃありがたいんです。
元になるサンプルもないし、私物もない。でも1発でかっこいいものを作らなくてはいけない。
これは一例ですが、O氏作です。
ちなみにこのブログの1枚目の画像もO氏作です。

ボディのバランスとかブランドのターゲットによって変えられるし本当に便利です。
もちろんリアルの方がより具体的にわかるのは間違いありませんが、慣れていけばリアルとデジタルの差異はかなり小さく抑えられると思います。
ブランドも引きつけて商品企画をしていくのはこれからも変わらなさそうだと肌感覚的に思います。
トワル作成よりかなり時間とコストも抑えられるのでこの選択肢がもっと気軽にできるとまた新しい世界が広がりそうです。
もしご質問などありましたらお気軽にコンタクトか、
https://www.akimjapan.com/contact
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それではまた。
MItomi.