22春夏の企画提案向け!具体的な売れ筋パンツデザインの兆候!
こんにちは。
今回は22春夏向けにぴったりなボトム(パンツ)デザインまとめになります。
大きく分けて5つのポイントに絞ってご紹介していきますね。
忙しい方は画像だけでも伝わるようにしているので画像だけ見て戴くのもおすすめです。
前半は5つのキーワード
やっと戻ってきた!デニムトレンド
ワークディテールは薄軽素材で!
フレアパンツは裾周りとウエスト位置が重要
柄&カラーは季節の切り替えにもってこい
きれいめブランドにも。深いスリットで動きを出す
後半はどうやって自社のブランドの企画にトレンドを取り入れるの?
弊社デザイナーはどうやっているのか?をお送りします。
やっと戻ってきた!デニムトレンド
しばらくデニムって影が薄かったのでは無いでしょうか。
が、ランウェイを見ていても久々にデニムが戻ってきそうな気配を感じます。
来年の春夏のレトロなムードに合いますし、そろそろ新しいアップデートされたデニムが欲しいなと思う方も。
シルエット的にはワイドストレートが継続人気ですが、ソフトなフレアシルエットや
切替え、今回は画像を載せていませんがパッチワークも良いです。
デニムと並びでカツラギのカラーの製品染めの需要もアップ。
(堅牢度注意ですが…)
企画のポイント!
シルエットは今までの踏襲だけど仕様やカラーが凝っている!が開発ポイント。

ワークディテールは薄軽素材で!
今年の秋冬から少しずつ出て生きていますが、ワークディティールが本格的に出てきそうです。
メンズではお馴染みだとは思いますが、レディースでも広がりそうです。
特徴的な機能性のあるポケットがパンツだけではなく、ジャケットやシャツ、その他いろんなアイテムで見えてきそうです!
企画のポイント!
ワークディティールを綿のおもた目素材や、アウトドア素材でやってしまうとレディースにはTOOMUCH。
ナイロンや少し落ち感のある素材、コットンテンセル、表面に凹凸感ある微光沢な素材など
ワークっぽくない軽い素材感が重要です。
付属も少しきれいめなものを使ったり、展開色も差し色やニュアンスカラーを付けるのも良いです。
(ミントや淡いイエロー、グレージュやライトカーキなど)

フレアパンツは裾周りとウエスト位置が重要
定番化した感のあるフレアパンツですが…来年はなつかしの2000年代前半のような
ちょっとウエスト下めの位置が新鮮です。今年のmiumiuがいい例です。
https://www.vogue.co.jp/popup_collection/miu-miu/22ss-rtw/runway#1
コレクションなのでかなりおへそ出てますが、フレッシュな印象に。
企画のポイント!
シルエットも膝幅を絞って、裾でフレアにするシルエットが多く見えました。
股下を長めに設定しあえてクシュっと裾をたるませる感じはメンズでもよく出てきます。
カジュアルなブランドでも、少しきれいめなブランドにも使えるデザインです。
ユニセックスなムードを出したい時にも。
素材は綿100よりは合繊系が春夏は軽さも出るのと少しイージーに着られるのでおすすめです。

柄&カラーは季節の切り替えにもってこい
今年はかなりカラーパンツの年だったなと振り返って思います。22春夏もその傾向は途絶え無いのですが、
マストな柄傾向をお伝えしますね。
1グラデーション系の波柄
2レトロアメリカンなフラワー柄
です!春夏に向けて、簡単にTシャツ合わせでも決まるような柄ボトムは毎月あってもいいと思います。
ギンガムチェックも良いです!少し大きめのチェックがいいでしょう。
多色のチェックは、ブランドとして得意なアイテム*実績あるなどであればいいのですが、
22春夏はちょっと売れ筋としては難しいかもしれません。
カラーは一色選ぶなら、ホワイトですね!全身ホワイトコーデ、よく見るようになりましたが
22春夏も季節の変わり目のお知らせでディスプレイにも使えそうです。
企画のポイント!
毎月柄ボトムはマスト。カラーのストーリーと一緒に柄のストーリも作ると統一感が生まれます。

きれいめブランドにも。深いスリットで動きを出す
個人的にはとても注目しているのですが…一般マス向けに広がるかは分かりません笑
ですがきれいめ素材で作ったら素敵だなあと思いシェアします。
引き続き22春夏の兆候は常にアンテナを張っていますが、スカートでもこちらのような
多数スリットが入った裾周りに動きのあるデザインが一部で見られています。
Instagramのリールなどで商品を積極的に紹介しているブランド様も多数いらっしゃいますが、
動きのあるデザインだととても動画上でも映えるためおすすめのデザインです。
企画のポイント!
スリットは深めに設定。シルエットはあらかじめワイドにしておくと動きが出やすい。
コンシールファスナーで自由にスリットの長さが変えられるとなお良い。
素材はポリエステルやTRのダブルクロスなどシワになりにくく多少膨らみがある素材だとさらにマッチします。
トップスかジャケットも作成しセットアップで提案もおすすめ。

後半はどうやって自社のブランドの企画にトレンドを取り入れるの?
デザイナーはどうやっているのか?
さてここまで22春夏のパンツの新しいトレンド兆候についてお話しさせていただきました。
たくさんトレンドがある昨今。流行っているからといってそのまま鵜呑みにして取り入れることは
決してありません。
どのように弊社はデザインを料理しているか…?
❶まずは兆候集める
❷その中から共通点見つける
❸自社や提案したいブランドのコンセプトやターゲットに一度立ち返る
過去の実績とも照らしあわせておく
❹商品のポジションをMDとすり合わせして企画したいアイテムの立ち位置を決めておく
具体例を挙げると、
街中やオンライン、SNSなど広くリサーチする
↓
その中で何度も目にするアイテムやシルエット、仕様をメモ
特に気になるものは自分の中でランキングつけておく
↓
一旦現実に立ち返る。
お客様は着られそうなのか、スタイリングは組めそうか?
シーズンテーマと整合性あるか?
↓
MDとその商品がSランク(マスに売れるもの)かAランク(そこそこメイン)
Cランク(見せ筋、アクセントアイテム)かをすり合わせる。
⭐️この商品区分は会社によりけりです。呼び方が違う場合あり。
ざっとこういう流れです。
どんなアイテムでも必ず役割がありますのでそこは事前に決めておきます。
なぜなら、販売後の振り返りにも役立ちますし、継続することで自社の企画における型が生まれるので
効率よく売れるものが企画しやすくなります。
もちろん100%はありませんので、売れる!と思っても売れないことも。
しかしそれも含めて必ず次に活かせます。
ブランドがどこまでトレンドデザインや新しい企画に対してのキャパがあるかは
出してみないと答えは出てこないもの。
ただ前年踏襲のばかりの店頭は間違いなく売り上げが低迷するので、
適度に空気の入れ替えは必須だと15年近く提案をしてきてひしひしと感じます。
こんな流れでしっかりと売れ筋企画のデザインコンサルをさせていただいています!
また少しずつ弊社の仕事ついても触れてきます…!
弊社ではアパレルデザイン~コンサルまでをサポートさせていただいております。
ご相談は30分無料で行っておりますので(オンライン)もしなにかお困りごとがあれば
HPの問い合わせからご連絡いただければ2営業日以内にご返信させていただきます。
https://www.akimjapan.com/contact
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Mitomi.