22年春夏の商品トレンドデザイン。シャツ&ブラウス編
更新日:2022年4月17日
22年春夏コレクションもかなり佳境になってきました。
基本的にコレクションの情報はこの辺りから得ることが多いです。
❷FASHIONSNAP.com ※日本のコレクションならこちら
これに加えてSNS&YOUTUBEや最近は中国のトレンド情報会社のアカウントから速報を得ています!
(RED,WECHATなどなど)
もしかしたらコレクション前に既にトレンドセミナーを受ける方もいらっしゃるかもしれません。
ただ国内のセミナーって実際の企画スタートからだいぶ前に行われることが多いのでタイムラグが生じますよね。
また大規模なセミナーほど幅広いお客様に当てはまるように構成されているので、
量は多いのですが情報量が多すぎて消化不良を起こしてしまいがち。
“結局沢山カラーやデザインのトレンドはあるけどどれが自社に当てはまるのか…“
“○○ってトレンド、コレクションで見るけど日本では難しそう“
“プリーツスカートがいいというけど去年と何が違うのか?いつも同じような形だけど…“
私もその場では一生懸命メモするのですが結局あまり見直したりしないことが多々ありました…。受講料かなり高かったのに…!!
また沢山のお客様がそのセミナーを受講されるので、競合とテーマが似たり寄ったりになるリスクもあります。
もちろん、セミナーで世界的なトレンドを知り幅広い視点を取り入れることはとても有益です!
セミナーだけでは補填できない自社への取り入れ方や味付けで一工夫することが必要になります。
これだけ多種多様なニーズ&ブランドが増えた昨今、他社のマネだけ、トレンドを追うだけでは生き残りが難しくなってきました。
デザインリソースは同じでも、料理の仕方で大きく異なるのがデザインの難しさであり面白さでもあります。
この1~2年、大々的なリアルトレンドセミナーは縮小し、オンライン。
また個人事業主も増えたので自費で高額なセミナーに参加することが難しいという声もいただきます。
そこで弊社でももう少し的を絞ったトレンド発信サービスを行い、細かいニーズに応えられるようなご支援ができないかな?と検討中です。
今までの大分類→からもう少し日本を意識した中分類のセミナー開催。
その後お客様それぞれで個別のデザイン提案や企画のコンサルタントでオーダーメイドのように自社ブランドにマッチする開発をご提案するサービスです。
遠方の方もお気軽にお申し込みいただけるように、オンラインで完結するサービスになります。
その分料金もリーズナブルに感じていただけると思います。
ベータ版を準備しておりますので、ぜひお問合せくださいませ。
お話だけでも大丈夫です。またこちらのサービスについてはアップデート次第ブログやSNSでお知らせします。
さて、前置きが長くなりましたが…!
22年春夏向けのシャツ&ブラウスデザインまとめ
このブログでも何回か22春はカラー物を推しておりましたが、
カラーがあふれる時期だからこその白いシャツの重要性。
またどうしても経年劣化で色が変わりやすく比較的買い替え需要のあるアイテムです。
大きくまとめると白シャツの22年春夏傾向はこちらです。
チュニック丈は継続。
襟&袖(肩含む)どちらかにポイントを持ってくる。
袖ボリュームはトレンドだがすっきりとした長めの袖も良い。
バックスタイルも欠かせない。(売る時期注意)。
白のシャツと同型でデニムやシャンブレーを展開しておく。
1.チュニック丈は継続。
これはテイスト問わずに使えます。梅春ならまだロングブーツを履ける気温ですし、立ち上がりに春シーズンへのスイッチを簡単に演出できます。
裾のスリットから袖の深いスリットへとトレンドが移ってきています。
EC撮影時もさり気なくポケットに手を入れるなど動きが出やすいですね。

PeterDo22SS のコレクションでも袖のスリット深めのディティールが。
2.襟&袖(肩含む)どちらかにポイントを持ってくる。
ボリューム袖は継続ですが、タックを用いたものや肩に一部スリットをいれるなど
甘さを抑えたボリューム感がポイントに。
ハイネックもシンプルから、ステッチを聞かせたり共布ボタンを用いたり
小技で進化しています。
3.袖ボリュームはトレンドだがすっきりとした長めの袖も良い
袖丈長めのカフス長目がいよいよ広がってきたようです。
ジャケットの袖口から少しのぞかせたりするスタイリングも出てきているので
ジャケットとあらかじめ袖丈バランス合わせて設計するとよさそうです。
4.バックスタイルも欠かせない。(売る時期注意)
21年もありましたが、よりバリエーションが増えました。
トレンドのクロップド丈×背中あきなど、トレンド×トレンドの組み合わせが多数。
無限にできそうな勢いです。
https://jancidium.com/collections/tops/products/102103040150
肌の分量をもっと少なくすれば着やすくなりそうですね。
シャツだけではなくワンピースにも使えるディティール。
5.白のシャツと同型でデニムやシャンブレーを展開しておく。
22春夏はまた再びデニムやデニム見えの表面感がカムバックしそうです。
素材というよりデニムカラーとして徐々に取れ入れるのがお勧めです。
ホワイトシャツや自社の売れ筋シャツブラウスをデニムみえに置き換えたり等。
また定番のGジャンもシャツのデザイントレンドでもあるパフ袖&クロップドが。
アウターにも使えるシャツブラウスのトレンドは引き続き注視して、
アップデートしたほうがよさそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回ブログは22春夏のスタイリング特集です。
ガーデン+アウトドア+Hippieムードが注目されていますが、
日本市場にどう取り入れるか”スタイリング”が胆になります。
このブログで取り上げてほしい内容があればコメントいただければ嬉しいです。
弊社ではアパレルデザイン~コンサルまでをサポートさせていただいております。
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