ハイブランドがハイブランドである理由
更新日:2022年5月30日
来月6月7日からGUCCI×アディダスの熱いコラボが控えていますが、
昨今ビッグネーム同士のコラボは定番化していますね。
個人的にも会社としてもこれから挑戦したいこととして
“高価格帯のものを売れる状態“をスムーズに作れるようになりたいです。
なので今までとは異なるいろんな観点でリサーチしたり実際体験することを増やしているのですが先日伊勢丹で見かけたあるコラボのポップアップについて記録していこうと思います。
今回はこの流れでお話ししていきたいと思います。
❶ハイブランド同士の熱い取り組みを垣間見た件
❷なるほどと思った点
❸ハイブランドがハイブランドである理由
❹歴史の浅いブランドがハイブランドになるためには?
❺まとめ
❶ハイブランド同士の熱い取り組みを垣間見た件 ベルサーチとフェンディのフェンダーチェポップアップです。 名前もいいですし(覚えやすい)
とにかく久々にゴージャスなものを見ました。
会期は5月31日までなのでもし伊勢丹新宿店に行かれる方はお勧めです。
とにかくゴールド!な店内。久々にバブリーな売り場を見せていただきました。

❷なるほどと思った点
名前の通り、ベルサーチはフェンディの、フェンディはベルサーチの代表アイテムを
それぞれ料理しているというのが大きなコンセプト。
とても個性の強いブランドなので共同作業よりそれぞれの観点での編集はよさそうですよね。
かなりの量なのでぜひURLからご覧ください。
タンブラーなどユニークなアイテムもありました。
これをコントロールするのはとても大変だったと推察します。



一番なるほどと思ったのは、
コラボのピン(フェンディのロゴとベルサーチのあの有名な顔のロゴマークが施されたもの)
こちらがざっと70-80割のアイテムに使用されていました。
キャッチーでこれだけでも売れそうなのですが…(ロエベのピン的な)
このピン単体は販売されていませんでした。
(これがほしいんだけどな…)

似たような形のピアスなどはありましたがボリュームもサイズも異なるもの。
数十万するアイテムを買わなければこのアイコン的なピンは手に入りません。
細かいけどうまいな~とうなってしまいました。
❸ハイブランドがハイブランドである理由
百貨店に入っているようなハイブランドの共通点としては、
職人から受け継がれてきた歴史がある
パッと見てキャッチーなものあるいはブランドタグなどがある
常にアップデートを繰り返している
顧客が明確
需要≧供給のバランス(需要に対して常に供給がいい感じに足りない)
などがあげられると思います。
特に今回のコラボは2と4が非常に明確でした。
非常に勉強になりました。
❹歴史の浅いブランドがハイブランドになるためには?
とはいえ、ハイブランドは今まで培ってきたベースがあるからこそできる事も多いです。
まだこれから!のブランドは高価格帯のハイブランドになれないのか…?
答えは”なれる”と思いますが、いくつものハードルを越えていくことは必要でしょう。
❺まとめ
職人から受け継がれてきた歴史がある
パッと見てキャッチーなものあるいはブランドタグなどがある
常にアップデートを繰り返している
顧客が明確
需要≧供給のバランス(需要に対して常に供給がいい感じに足りない)
まだ認知も浅く規模が小さいブランドは4の顧客の感情を揺さぶる施策を全方位徹底する。
デザインの差別化を磨く(当たり前だけどまずはここ。大手がやりきれない部分を突く。原料や作り場も含めて)
何故自分たちのブランドを買うのか理由を死ぬほど考える。
自分たちのブランドが一番活きる販路を見つける。
上記1~9を他社よりスピーディに実行し改善するをとにかく続けるしかない。
2022年の5月時点ではこうですがこれからまたアップデートしていくと思います。
年内にまた振り返れるように現在色々と仕込み中です。
最後に…
昨今NFTやweb3.0などが話題でもちろんそれらは無視できません。
オンラインでの商売もご存知のように今後更に拡大するでしょう。
ただやはりビジネスとして長く続けるためにはリアルの場&現場での一次情報は欠かせません。
もちろん世の中ネットだけで完結するビジネスはたくさんあります。
しかし規模として拡大しにくく単価も上げにくいです。
(これもいつかはゲームチェンジするかも知れませんが…)
今後更に体験したことや質の良い一次情報は重要になってくるのは間違いないと思います。
その上で今自分達がやっていることの透明性や需要&供給バランスを考えて次の世代にも胸を張って引き継げる商品か?は常に自問自答していきたいと思います。
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MITOMI